ぴろの狂人日記

2014年から頑張ってブログを継続しようと思います。「継続と習慣」を今年の目標にしたので、頑張って更新を続けようと思います。おいおいはレビューや数学や認知科学などについて記事を書いていければと思っています

TeXのパッケージのインストール

前回は、最低限TeXが動くようにするところまでは行ったので、パッケージをインストールする方法について書きます。

とりあえず、bm.styを使えるようにすることを目標にします。

CTANからダウンロード

まずはCTANというTeXのパッケージなどをまとめているサイトへ行き、必要なファイルをインストールします。
検索Boxのところにキーワードを打ち込んで欲しいパッケージをまずは見つけます。今回は「bm」と打ちました。


検索をすると、このような画面になります。


「Package bm」のリンクをクリックします。


TDS archiveの行にある.zipファイルをクリックすればダウンロードされます。
それを解凍します。
今回の場合、解凍されてできるのは、latex-tools.tdsです。

styファイルの生成

styleファイル(拡張子が.styのファイル)は.insのファイルと.dtxのファイルから生成します。
今回の場合はbm.insとbm.dtxのファイルです。まずはこの二つのある場所を探します。
探してみると、latex-tools.tds→source→latex→toolsの中にあることがわかります。

カレントディレクトリをtoolsに移動します。(絶対パスで移動するなり、相対パスで地道に移動するなりして)

そこで、

hiroshi-no-MacBook-Air:tools hiroshi$ sudo latex bm.ins


とコマンドを打ちます。例によってパスワードを求められるので自分のPCのパスワードを入力します。
そうすると、以下のような処理が始まり、bm.styが生成されます。あとbm.logもできます。

This is pdfTeX, Version 3.14159265-2.6-1.40.16 (TeX Live 2015) (preloaded format=latex)
 restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./bm.ins
LaTeX2e <2015>
Babel <3 9l=""> and hyphenation patterns for 79 languages loaded.
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/base/docstrip.tex
Utility: `docstrip' 2.5e <2014>
English documentation    <2014>

**********************************************************
* This program converts documented macro-files into fast *
* loadable files by stripping off (nearly) all comments! *
**********************************************************

********************************************************
* No Configuration file found, using default settings. *
********************************************************

)

Generating file(s) ./bm.sty 

Processing file bm.dtx (package) -> bm.sty
Lines  processed: 1679
Comments removed: 1262
Comments  passed: 5
Codelines passed: 403

 )
No pages of output.
Transcript written on bm.log.



もし、

sudo: latex: command not found


とかいうエラーがでたらそれはPATHが通っていません。

hiroshi-no-MacBook-Air:tools hiroshi$ PATH=/Library/TeX/texbin:$PATH


として「Library/Tex/texbin」にPATHを通してから再度実行しましょう。

生成したファイル類をまとめる。

生成に要した.insと.dtxと、生成された.styと.logを別フォルダにまとめます。

「/usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/local」の中に、新しいフォルダを作成します。
今回は「bm」という名前のフォルダにしておきます。
その中に、上記4つのファイルを移動させれば完了です。

これでbmというパッケージが使用できるようになります。